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高山市議会
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2022-09-06
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09月06日-02号
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高山市議会 2022-09-06
09月06日-02号
取得元:
高山市議会公式サイト
最終取得日: 2022-12-26
令和4年第6回
定例会令和
4年第6回
高山市議会定例会会議録
(第2号)=
======================◯議事日程
令和4年9月6日(火曜日)午前9時30分開議第1
会議録署名議員
の
指名
第2
常任委員会委員
の選任第3 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
の選挙 =
===============◯
本日の
会議
に付した事件 1
日程
第1
会議録署名議員
の
指名
1
所信表明
(
市長
) 1
日程
第2
常任委員会委員
の選任 1
日程
第3 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
の選挙 =
===============◯出席議員
(24名) 1番
片野晶子
君 2番
水野千惠子
君 3番
石原正裕
君 4番 笠原 等君 5番
西本泰輝
君 6番 松林 彰君 7番
中谷省悟
君 8番
伊東寿充
君 9番
谷村昭次
君 10番 西田 稔君 11番
沼津光夫
君 12番 榎 隆司君 13番
山腰恵一
君 14番
渡辺甚一
君 15番
岩垣和彦
君 16番 中
筬博之
君 17番
倉田博之
君 18番
松山篤夫
君 19番
上嶋希代子
君 20番
車戸明良
君 21番
水門義昭
君 22番
橋本正彦
君 23番
中田清介
君 24番
小井戸真人
君 =
===============◯欠席議員
(なし) =
===============◯説明
のため出席した者の
職氏名
市長
田中
明君 副
市長
西倉良介
君
企画部長
上田和史
君
総務部長
荒城民男
君
財務部長
平野善浩
君
市民活動部長
西永勝己
君
福祉部長
川原幸彦
君
市民保健部長
橋本 宏君
環境政策部長
小林一正
君
農政部長
林 篤志君
林政部長
東野敏朗
君
商工労働部長
倉畑政之
君
飛騨高山プロモーション戦略部長
清水雅博
君
建設部長
中垣内一
君
都市政策部長
北村幸治
君
水道部長
池之俣浩一
君
会計管理者
北村 鋭君
教育長
中
野谷康司
君
教育委員会事務局長
田中
裕君
消防長
松山孝生
君 =
===============◯事務局出席職員氏名
事務局長
川田秀文
君 次長
二村伸一
君
自動車運転職員
櫻本明宏
君 ――――――――◯―――――――― 午前9時30分開議 ○
議長
(
水門義昭
君) これより本日の
会議
を開きます。 ================ △
日程
第1
会議録署名議員
の
指名
○
議長
(
水門義昭
君)
日程
第1
会議録署名議員
の
指名
を行います。 本日の
会議録署名議員
は、
会議規則
第80条の規定により、
議長
において、
西田稔議員
、
倉田博之議員
を
指名
します。 ================
所信表明
(
市長
) ○
議長
(
水門義昭
君) この際、
市長
から発言の申出がありますので、これを許可します。
田中市長
。 〔
市長田中明
君登壇〕 ◎
市長
(
田中明
君) おはようございます。 私、さきの
高山市長選挙
におきまして、新しく
高山市長
に就任させていただきました
田中明
と申します。 今後4年間、
市政運営
を担うことになりましたが、
誠心誠意
その職務に精励する覚悟でございますので、
市民
の
皆様
を始め、議会の議員の
皆様
、御指導、御鞭撻を賜りますよう改めてお願いを申し上げます。 また、
國島前市長
を始め、歴代の
市長
の
皆様
が
高山
市の発展のために御尽力をされ、今日の
飛騨高山
の礎を築いていただきましたことに対しまして、改めて敬意と感謝を申し上げます。 私がこの4年間で、どのような
市政
を運営していきたいか、こちらでちょっとお時間をいただきましてお話をさせていただきますので、しばらくお付き合いをよろしくお願いいたします。 まず、私が
市政
を担うに当たって大切にしたいことは、
飛騨高山
への思いです。 この
まち
に生まれてよかった、この
まち
で学べてよかった、この
まち
で働けてよかった、この
まち
で暮らせてよかった、そう実感していただけるような
まち
、そんな思いを持つ人が多くいる
まち
は、訪ねてみたい
まち
であり、
暮らし
てみたい
まち
であり、多くの人とつながっていきます。輝く
市民
が暮らす
まち飛騨高山
の実現に向けて、常に
市民
の
皆様
の顔を思い浮かべながら精いっぱい取り組ませていただきます。 私の考える
まちづくり
についてですが、
飛騨高山
に
暮らし
てこられた
方々
は、冬の寒さなど自然と向き合い
暮らし
てきた強さがあり、周りを敬う優しさがあり、
先人たち
は暮らす人も訪ねてくる人も心地よい
まち
をつくり上げてこられました。 これからの
まちづくり
には、
先端技術
を取り入れ、
快適性
や
効率性
を向上させるとともに、
先人たち
が守り継いできたものを大切に継承し、次代によりよい形で渡していくことを強く意識しながら、
まちづくり
を進めてまいります。 その上で、特に自然と向き合う強さ、周りを敬う優しさ、暮らす人も訪れる人も心地よい
まち
、強く、優しく、心地よく暮らせる
まちづくり
を3本の柱といたします。 強く暮らせる
まちづくり
につきましては、まず、新しい
地域観光
の
在り方
を追求してまいります。 これまでの旅行をすることが
観光
であるという狭い定義にとどまらず、
伝統文化
、
郷土教育
、
環境
、
農林畜産業
、
飛騨家具
といった
地場産業
、
人材育成
、
地域振興
などを包括した幅広い範囲での
観光振興
を目指します。 つまり、
観光
を柱にして、
地域経済
の
振興
を図るという手法から、自走・持続できる
地域づくり
や
観光
に直接関わる
方々
のみならず、先ほど申し上げた
分野
における多様な
側面
の
方々
の参画を促し、民間の
活動
の底力を掘り起こすために
観光
を生かすという視点を持ち、新たな
観光
の
在り方
を実現させてまいりたいと考えております。 また、
新型コロナウイルス感染拡大
によって、安心・安全の重視や、訪問する側、
訪問者
を受け入れる側、双方の
感染防止
の意識に加え、
観光
と
地域
の
生活
の調和に対する意識が高まってくると考えておりますので、
観光客
と住民、
観光
と
生活
、双方が相手を尊重して、お互いが安心して過ごせるような
取組
を進めてまいります。 加えて、確実な調査や調査結果の科学的な分析に基づく
観光戦略
の立案、明確なターゲティング、
プロモーション
、人材の確保などを実行できる
観光振興組織
は必要不可欠な存在であると考えておりますので、それを実現するための財源の確保を含め、
観光
をこれまで以上に力強く推し進めるための体制の強化を図ってまいります。 次に、
暮らし
の糧となる新しい
なりわい
の創出に取り組みます。
飛騨高山
には、長年にわたって培われてきた匠の技が息づく
伝統工芸品
などの品があります。
消費者
の
皆様
は、
完成品
を購入され、
ものづくり
に関わる
方々
は、その対価を収入として得ることになります。
伝統工芸品
に限ったことではございませんが、
完成品
の価格は、需要や時々の
経済状況
などに左右され、安定しているわけではございません。しかしながら、もの創りに関わっておられる
方々
の無形の経験や
技術
については普遍的な
側面
があり、これまでそうした
技術
や経験には価値づけがなされてきておりませんでした。 私は、ものの創り手の
皆さん
の
技術
や経験を何らかの形で提供したり、共有することに新たな価値づけをし、対価を獲得できるような試みを行いたいと考えております。これを収入の一部とすることで、
なりわい
を続けることができ、
後継者不足
の解消にも貢献できるような好循環につなげられればと考えております。 こうした考えは、ほかの
分野
の
各種サービス
にも広げ、
サービス
により高い価値づけをし、より高い対価を獲得することでより多くの収入を得られる
仕組み
をつくり上げたいと考えております。 また、
新型コロナウイルス感染
の拡大によって、一部では
就業形態
も変わりました。
情報通信技術
を生かして、必ずしも会社という場にいなくても、
リモート
で働くことができる土壌も生まれつつあります。
情報通信技術
や
人工知能
を活用し、
高山
にいながらにして
都市部
の会社で働ける、あるいは
高山
において起業しやすい
環境
の
整備
を行ってまいります。 また、起業に当たっては、起業するための
各種手続
への
支援
、手続の代行の
仕組み
を構築するとともに、特に
若者
に対しては、
奨学金返済制度
を充実させ、また、
創業支援
も手厚くするなどチャレンジをバックアップすることに力を注ぎたいと考えております。 次に、
農林畜産業
において、最強の産地、産品の創出に取り組みます。
高山
の
産業
は、高
冷地野菜
、
飛騨牛
、豊富な
森林資源
を活用した第1次
産業
、飛騨の家具や
精密機器
などの第2次
産業
、
観光
や
各種サービス
に代表される第3次
産業
というように、それぞれの
産業分野
において基幹となっている
産業
がございます。これは、ほかの
地域
にはあまり見られない特徴ではないかと考えております。 それぞれの
産業
を活性化させるための
取組
は行いますが、その中でも
高齢化
や
担い手不足
、
人手不足
が
生産
に直接的な影響を与える
農林畜産業
につきましては、これまで以上に力を入れる
必要性
を感じております。 例えば、
飛騨牛
は既に
ブランド
となっております。 これは、これまで長年にわたって取り組まれた
生産者
の
方々
の御尽力のたまものでありますが、これまでの
取組
で注力されたのは、まず、地元での消費にこだわられた点にあると伺いました。地元で愛されてこそ、ほかの
地域
でも愛されることを実践されてこられた結果であり、トマトやホウレンソウなどの野菜も同じことが言えます。
農畜産物
については、これまで以上に、
生産
から加工、販売まで、徹底した
地産地
消の
取組
に挑戦するとともに、
農林畜産業
における
就業支援
を強化することで、
農林畜産業
に携わるなら
飛騨高山
での地位を確立したいと考えております。 また、
国内外
における
プロモーション
、資材や飼料などの価格の高騰による影響を軽減するための
施策
を展開するのに加え、国や県への
財政的支援
を強く要望してまいります。 次に、便利で強い
社会基盤
の
整備
に取り組みます。 特に
デジタル化
、
情報通信技術
や
人工知能
の活用については、これまでの
施策
の
取組
としては比較的薄かったのではないかと捉えています。これらの
技術
を活用することで、
効率性
や
利便性
が
高まり生産性
も向上します。
高山
市全体として、
各種分野
において徹底してこれらの
技術
を活用できるような
取組
を進めます。 また、
市民
の
皆様
の
生活
に直結する道路や上下水道などの
社会基盤
の
整備
については、より強く進めるため、これまでの国、県とのつながりを最大限に生かして、財政的な
支援
のみならず、国や県の
公共事業
についても多く実施していただけるように、積極的に国や県への働きかけを行います。 次に、
若者
の自主的、主体的な
取組
を積極的に
支援
いたします。 これまで、
高校生
や大学生以降の総じて
若者
と言われている10代後半から30代の
皆様
に対する市の政策には弱さがあったということは否めない事実であると考えております。 多くの
若者
が、進学により地元を離れ、そのまま帰らず就職するため、市の
人口ピラミッド
は20代が大きくくびれ、
子ども
を産み育てる年代が細ることが
地域
の
人口減少
、
活力低下
の大きな要因の1つであると考えております。
若者たち
が
高山
に戻って就職したり自ら事業を始めていただけるのは大歓迎ですし、全国や世界の
若者
が、
飛騨高山
って面白い、つながりたい、リアル、現地ですね、
あとオンライン
、ネットなどで何かやってみたい、そんな
若者
に魅力的な
まち
になるとよいと考えていますし、この
まち
であればできると信じております。 また、住んでいる
若者
の多くは、真剣に自らの
まち
の将来を考えておられます。 これからは、
若者
と積極的に話し合い、
まちづくり
や
地域課題解決
のための
若者
の自主的な
活動
を
支援
するのに加えまして、いわゆる
若者文化
と呼ばれているものをバックアップする
仕組み
と場を提供するための
取組
を行い、
若者
がわくわくできるような
環境
をつくり出したいと考えております。 次に、有事に強い
まち
を確立いたします。 市の最も重要な責務は、
市民
の
皆様
の命を守ることであると考えておりますので、それを最優先させていただきます。 災害や
コロナ
といった
伝染病
の発生、不安定な
世界情勢
などによる脅威に備える基盤を改めて
整備
するとともに、先進的な防災、減災の
取組
について、市全体で共有できるような
取組
を行います。 優しく周りを敬う
まちづくり
、
2つ目
の柱でございますけれども、そこでは、まず、
子どもたち
が充実した将来を迎えることができるための
教育環境
を整えます。
まち
は人の
集合体
であり、
まち
をよくするのも人であり、人を育てることはよい
まちづくり
にもつながると考えております。 また、
飛騨高山
という地は
教育
には適していると考えております。 山や川で泥んこになり、原っぱで虫を捕まえたり、みずみずしい野菜や果物を食べ、
地域
に伝わる
伝統行事
に参加し、おじいちゃん、おばあちゃんから昔話を聞き、御近所と接する、そういった私たちのDNAに刻み込まれたような人の営みが人を豊かに育てるのではないかと考えております。 また、
教育
の
分野
での
情報通信技術
も進みつつあり、
電子黒板
や1人1台
タブレット
、電子教科書や
リモート学習
など、田舎と都会の
子どもたち
の間の地理的な違いが薄くなっていますし、それはこれからも進んでいくのではないかと考えております。 私は、
教育
の
独自性
はしっかりと確保する必要があると考えております。
教育
を提供するのは、現場の教員の
皆さん
です。時代に即した様々な内容が
教育
の中に盛り込まれています。
市長
部局は、
子どもたち
の個性を伸ばすためにも、教員の
皆さん
が、これまで以上に
独自性
を発揮できるように校舎などの
環境整備
、きめ細かな教材の提供などの
学習環境
の改善といった面に力を注ぎます。 また、そこには、
効率性
や効果を求める
行政
の物差しを持ち込み過ぎないことといたします。
子どもたち
が将来の夢を持てるように、例えば、一流の人やモノに触れる機会を提供するのに加え、食育を実践するためにも
学校給食
の質は改善いたします。 これからは、ちゅうちょなく
子どもたち
に投資してまいります。 次に、乳幼児から
高校生
まで時代に合った
子育て環境
を提供いたします。 私は、
子ども
を3人育てました。
子育て
の楽しさ、大変さは一通り体験しております。 最近は、
子育て
中の娘とも話をする機会もあり、
子育て
について頻繁に考えております。
子育て支援
につきましては、
高山
市の個々の
取組
は、ほかの
地域
のものに比べても劣ってはいないのではないかというふうに理解しておりますが、これからはよりきめ細かな
子育て支援
に取り組みます。
子育て
は喜びも大きいですが、大変です。乳飲み子や、やんちゃな
子ども
と時には孤独の中で対峙し、
疎外感
を抱き、1人で煮詰まり、助けを求めることすらできないこともあります。
思春期
にもなれば、親に反抗し、自我を確立しつつある我が子にどう接してよいのか、答えを模索されておられる方も多いのではないでしょうか。そうしたときに、待ちの姿勢ではなく、ここにいるからね、一緒にいるんだよと能動的に市から寄り添い、
安心感
を与える姿勢を示してまいります。 また、市の他の
取組
の中にも
子育て
の視点を加えてまいります。 そして、
保護者
の
皆様
が、お子さんが病気になったり、けがをされたときに安心して
医療機関
に受診していただくためにも、
高校生
までの
医療費
は無料といたします。 次に、
福祉
・
医療分野
への
情報通信技術
、
人工知能
などの
技術
の導入を促します。
福祉
や
高齢化社会
への対応については、それに対応する
人手不足
が
課題
の1つであると認識しております。 その
課題
に対応するため、例えば、資格のある方が
高山
に移り住む動機づけとなる
支援
、
家賃支援
の上乗せなどを行い、人材を確保するといった方策も検討してまいります。 また、
福祉事業所
において、
人工知能
や
最新技術
を施した
補助具
を導入することを促し、仕事の
効率化
や
仕事量
の軽減を図り、働いておられる
方々
の負担を減らすことも視野に入れた
施策
を展開してまいります。 加えて、
遠隔地
での
医療提供
の
課題
の対応として、長野県伊那市で実証が行われております
看護師
と患者が
診療車
で対面し、医師が遠隔で診療を行う
移動診療車
については導入する方向で検討してまいります。 障がいを持つ
方々
や御
高齢
の
方々
など、
福祉サービス
を提供するに当たっては、
子育て
の部分でも触れましたが、市からこれまで以上に寄り添う姿勢を持った対応が必要であると考えておりますので、それを今後の
施策
の柱とさせていただきます。 3本目の柱です。心地よく!暮らす人も訪れる人も心地よい
まちづくり
につきましては、まず、
多様性
を尊重し合える
社会
の構築に努めます。 私のデンマークでの体験に加え、これまで世界中の様々な
価値観
を持った
人たち
と接してきた中で、私自身の中で培ってきた
考え方
があります。
多様性
は、
社会
や
組織
の力であり、
多様性
のない、あるいは
多様性
をないがしろにする
社会
や
組織
は衰退していくものであると考えております。少数であっても様々な
価値観
があるからこそ、活発な議論が生まれ、
社会
や
組織
は活性化してまいります。 まず、自らと異なった考えがあることを認識し、その上で、そうした人と接することです。LGBTQ、
夫婦別姓
、障がいを持っておられる
方々
など、少数とされておられる
方々
の
生活
や人生における
選択肢
を尊重し、その生き方をできる限り保障すること、つまり、多数の
価値観
で少数の
選択肢
を奪わない、こうした
考え方
を
施策
に盛り込んでまいります。 次に、住む人と来る人との調和を推進する
取組
を行います。 今でこそ海外から来訪される方の数は減っておりますけれども、
高山
には
国内外
から多くの
方々
が訪れておられます。 ただし、
コロナ
によって、感染された方以外の
濃厚接触者
に当たる方の行動も制限され、感染すると、ほかの人に迷惑をかけてしまうという意識が生じ、その捉え方によっては人の行動に対する
考え方
に分断が生じてしまう。 ましてや、域外から来訪される
方々
に対して、特に
外国人
の
方々
に対してその傾向が強くなることを私は懸念しております。
高山
のよさを感じていただき、また来てみたい、住んでみたいと思っていただけるような土壌を醸成することは、
高山
の
まち
の性質から考えると、私は必要なことであると考えておりますので、様々な
側面
から
高山
に来る人、これは
観光客
の方であるとか
移住者
の方も含みますけれども、そうした
人たち
を迎える
高山
に住んでいる人の調和を促すことを意識した
取組
を実施いたします。 次に、いつまでも住み続けることができる
環境
を
整備
します。 日本一広い
高山
市には、実に多様な自然、
伝統文化
、
食文化
がございます。 合併した当初は、市の
一体感
の醸成や
行政
の
効率化
を図ることが求められる中にあっても、
地域審議会
や
地域振興担当部署
を設置し、
地域振興特別予算
を確保し、合併後10年間は
地域
の特徴を生かした
まちづくり
に努めました。 しかしながら、10年が経過すると、国の指針もあり、
地域審議会
や
地域振興特別予算
、
地域担当部署
もなくなっております。 現在の状況では、多様な
地域
の特徴や住んでおられる
方々
の思いが市としての
一体感
の中に埋もれていってしまうのではないかと私は危惧しております。 そこで、いま一度、それぞれの
地域
の特色を生かした
地域づくり
を行い、
地域
に住み続けられるような
取組
をしたいと考えております。 それぞれの
地域
には、
生活
を支える拠点となる場所は確保しつつ、いわゆる
生活感
を極端に市の
中心地
に集約する手法、
コンパクトシティ
はあえて目指さないことに挑戦いたします。 住みたい
地域
に住み続けられるよう、
地域
の
皆さん
と知恵を絞って
地域づくり
を進めたいと考えております。そのための
担当部署
につきましては年度内に新設いたします。 次に、
文化
、
スポーツ
、芸術など、
やりがい
の実現を
支援
いたします。 市内では、実に様々な
文化
、
スポーツ
、
芸術活動
をしていただいております。 こうした
活動
をすることで、日々の
生活
の中に楽しみや
やりがい
が生まれ、それを支えることは市の責務であると考えております。 そこで、
地域
に住んでおられる
方々
の
文化
、
スポーツ
、
芸術活動
を
支援
するのに合わせ、
活動
の場となる体育・
文化施設
の
整備
を進めてまいります。 特に、
サッカー場
と
野球場
につきましては、早期に
整備
に着手いたします。 最後に、私が
市政運営
において大切にしたいと考えることを述べさせていただきます。
地方自治法
第1条の2では、
地方公共団体
は、住民の
福祉
の増進を図ることを基本として、
地域
における
行政
を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとすると記されています。
高山
市の役割は、
市民
の
皆様
の
福祉
の増進であり、それ以上でもそれ以下でもございません。それを念頭に入れた上で、次に述べる6点を柱とした
市政運営
を行います。 まず、
飛騨高山
らしさにこだわる
市政運営
を行います。
行政
は、国などが示す
方向性
や、
いっとき
の流行や現象に全て応えなければならないと考えてしまうきらいがあります。ほかがやっているからやらなければという呪縛に陥ってしまいがちです。これは、私は
行政
の悲しいさがであると考えておりますけれども、そうした慣習から脱却して、行おうとしている
施策
が本当に
高山
に住んでおられる
皆様
に必要なことであるかを見極め、
いっとき
の流行や現象に右往左往することなく、
飛騨高山
らしさを強く貫くことを強く意識した
市政運営
を行ってまいります。 2点目は、
新型コロナウイルス感染
が続いていることにより、人々の
暮らし
や
社会
の至るところが傷つけられていますので、
生活
や
経済
などの面において、その傷を癒すことを意識した
市政運営
に努めてまいります。 加えて、
新型コロナウイルス感染
により人の
接触
が制限される中にあっても、
社会経済活動
を継続するために、遠隔型の
就業形態
、非
接触
型の行動への移行など
生活様式
、働き方、
観光
の形態などがこの一、二年という非常に短期間で変わってきた今がチャンスと捉え、
社会
の様々な
側面
において
情報技術
や
人工知能
の導入を力強く促すことを意識した
市政運営
に努めます。 3点目は、苦手なことは得意な人に委ねることです。 特に
経済活動
が伴う
観光振興
や
ブランド
の推進、
継続性
やある程度の
専門性
が求められる
文化振興
などは、例えば、
観光
や
文化振興
を進める機関や団体に対し、丸投げするのではなく、
方向性
をしっかりと共有した上で、その
取組
を委ねていくことに私は努めていきたいと考えております。得意な人にお任せするほうが実績も残せるというのではないかというふうに私は考えております。 4点目は、これまで何回か述べさせていただいておりますけれども、
情報通信技術
や
人工知能
を
福祉
、
医療
、働き方、移住、
教育
、
観光
、
農林畜産業
など、あらゆる
社会
の
側面
で導入し、活用するのに加え、そうした
技術
を活用していつまでも住み続けられる
地域づくり
のための
市政運営
に努めます。 5点目は、不安定な
経済
や
社会
、
世界情勢
の中で、また、災害も激甚化するとともに、
新型コロナウイルス
のような感染症の蔓延など将来起こり得るであろう有事に備えた
社会基盤
を改めてつくり出すための
市政運営
に努めます。 最後、6点目です。 市の職員の
皆さん
と思いを共有し、
市民
の
皆様
のために、それぞれが能力を発揮できるような市役所
文化
をつくり上げるとともに、議会の
皆様
方とも活発な議論をさせていただきながら
市政運営
に努めてまいります。 選挙期間中に、私は、多くの
市民
の
皆様
にお会いしました。それぞれ、懸命に日々を過ごしておられます。そうした
市民
の
皆様
の顔を常に頭に思い浮かべながら
市政運営
をしてまいる決意でおります。 様々な考えがある中、完全な、私の求める成果、それを求めるというよりは、着実な一歩を積み重ねて、様々な御意見を取り入れる中で常に適切な判断と対応力で臨機応変に対応し、しなやかに、かつ粘り強く
市政
を推し進めるとお約束を申し上げまして、私の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございます。また今後とも、議員の
皆様
につきましては、私、今申し上げましたように、議論をしっかりと尽くしていきたいというふうに考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 また、
市民
の
皆様
には、これから私は4年間
市政
を担うに当たりまして、様々な御意見、様々なアイデアをお持ちだと思います。そういったことにつきましては、私のほうから出向いて、
市民
の
皆様
の声をしっかりと聞き、それを
施策
に反映させてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。どうもありがとうございました。 ○
議長
(
水門義昭
君) 以上をもちまして、
市長
の発言を終わります。 ================ △
日程
第2
常任委員会委員
の選任 ○
議長
(
水門義昭
君)
日程
第2
常任委員会委員
の選任を行います。 お諮りします。
常任委員会委員
の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、
議長
において、総務
環境
委員には
水野千惠子
議員を、
産業
建設委員には
片野晶子
議員をそれぞれ
指名
したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○
議長
(
水門義昭
君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 ================ △
日程
第3 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
の選挙 ○
議長
(
水門義昭
君)
日程
第3 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
の選挙を行います。 念のため申し上げます。 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
は、規約の定めにより、
市長
、副
市長
、監査委員のうちから、議会において、1名を選挙することとなっております。 お諮りします。 岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
1名の選挙につきましては、
地方自治法
第118条第2項の規定により、
指名
推選の方法により行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○
議長
(
水門義昭
君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は
指名
推選の方法により行うことに決しました。 お諮りします。 議員の
指名
は
議長
において行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○
議長
(
水門義昭
君) 御異議なしと認めます。よって、
議長
において
指名
することに決しました。 それでは、岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
に
田中明
市長
を
指名
します。 お諮りします。 ただいま
指名
しました
田中明
市長
を岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
の当選人に定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○
議長
(
水門義昭
君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま
指名
しました
田中明
市長
が岐阜県
後期高齢者医療広域連合議会議員
に当選されました。 ただいま当選されました
田中明
市長
が議場におられますので、
会議規則
第32条第2項の規定により本席から当選を告知します。 ================ △閉議・散会 ○
議長
(
水門義昭
君) 以上をもちまして、本日の議事
日程
が全て終了しましたので、本日の
会議
を閉じ、散会します。 午前10時03分散会====================================
地方自治法
第123条第2項の規定によりここに署名する。
高山
市議会
議長
水門義昭
議員 西田 稔 議員
倉田博之
...
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